成長ホルモンによる副作用

成長ホルモンの治療を　長く　続けていると　長期間投与による　副作用を　心配される方が　いますが　医師の指導のもとで　適切な　量の成長ホルモンを　使っていれば　副作用の　心配は　あまりないようです。実際　わが子は　6年以上　成長ホルモンを　投与していますが　肥満になったとか　病気になったといった　副作用は、一切　ありませんでした。

　骨年齢

 

ちなみに・・副作用として頭痛・はきけ・けいれん・視力障害　骨や関節の痛み　注射部位のへこみ　発疹などが　報告されています。骨や　関節の痛みに関しては　成長痛と考えた方が良いかもしれません。そのために1年に1度程度　骨年齢を調べてもらうのです。成長にあわせて　医師に相談されるとよいでしょう。うちの子は、毎日　注射を　打っていますが、小６になった今　元気はつらつ・・副作用は　1回も　ありませんでした。

 

 

成長ホルモンは、皮下注射を　して　体内に入れていくのですが　毎日　継続し　少しずつ　長期間　使うことで　効果が　見込める注射です。

 

以前　白血病の因果関係が　報告されましたが・・

 

日本では　成長ホルモンの治療が　はじまって　25年が経過しますが　日米欧の調査の結果　成長ホルモンによって　白血病が　引き起こされることに関して　直接的な　証拠が　認められていません。現在では、成長ホルモン療法と白血病の因果関係については否定的な意見が大多数を占めています。

まれに　成長ホルモンが　不足しているだけでなく　性腺ホルモンが　不足している子が　います。性腺機能を　正常にするため　週2回　注射を打つケースが　あります。少しでも　気がかりなことが　あったら　そのつど　主治医と　相談しながら　治療を　続けていきます。

低身長の治療といえば・・子どもの　背の伸びに欠かせない　成長ホルモンが　不足していないか　調べるところから　はじめます。不足していた場合　治療には「ヒト成長ホルモン製剤」を投与します。不足している成長ホルモンを補充するという考えです。

 

注射針を　扱うのは　保護者で、小学校　高学年になり　こどもが　恥ずかしがるようなら　子ども自身が注射を　打てるように　選択させると　良いでしょう。成長ホルモンに使う　注射針は　予防接種に使う　針と比べて　短く　細いものです。最初は、間違ったところに　打ってしまったら　どうしよう・・と　思うものですが　慣れてくれば　大丈夫です。ほぼ毎日　継続し　長い期間　続けることで　身長の伸びを　促進します。

通常は、暦年齢と　骨年齢は　一致していますが　成長ホルモンや　甲状腺　あるいは　性ホルモンが　不足すると　骨年齢が暦年齢より　遅れてしまいます。